面白い接写の世界

雑木林や公園、植物園などで、小さな自然の営みをマクロレンズで撮影してます

ウグイスカグラ

ウグイスカグラ(鶯神楽)はスイカズラ科の落葉低木で、日当たりの良い雑木林の縁などに生えます。花期は4〜5月で、漏斗状のピンク色の花冠は瑞々しく、新芽とのコントラストが美しく、よく目立ちます。

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ピンク色の花冠は漏斗状で、先端が5裂し星形に開く。雄しべが5個、雌しべが1個で、雄しべより長く突き出る。

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ほぼ芽吹きと同時に開花する。新芽の縁は赤味を帯びる。

 

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果実は10〜15mmの楕円形で、トロッとしたゼリー状で甘く食べられる。  6月14日

 

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種子は約4〜5mmの楕円形で、一つの果実に数個ある。

 

仙台市茂ヶ崎

シデコブシ

シデコブシ(四手辛夷)はモクレン科の落葉小高木で、自生地は限られた一部ですが、各地の公園や庭などに良く植えられてます。花期は3〜4月で多数の細長い花被片をつけ、コブシに似た花を咲かせます。

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花被片は細長く、注連縄などにつけて垂らす四手に似る。雄しべと雌しべは多数あり、雄しべは雌しべを取り囲んでいる。

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花芽の芽吹き時、花被片は淡紅色を帯びる。

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一斉に咲き出した白色の園芸品種。

 

仙台市茂ヶ崎

 

木々の芽吹き3

早春の雑木林では、ミヤマガマズミの膨らんだ冬芽の芽鱗が裂けて、新芽が伸び出してきました。アジサイの仲間のバイカウツギノリウツギも芽吹き始めてきました。他にもマユミやノイバラ、ヤマツツジ、クロモジなどの木々も芽吹き始めています。

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ミヤマガマズミの新芽には、細かい毛が密生する 。

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マユミの新芽は線型から楕円形に開いていき、葉にはツヤがある。

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ノイバラの枝には鋭いトゲがある。日当たりの良い場所では、3月中旬に芽吹き始める。

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新芽に濃茶色の縁どりがあるガクアジサイ

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バイカウツギの頂芽は2個で、葉は対生する。

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ノリウツギの頂芽は1個で、葉は対生する。

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芽吹き始めたばかりのオオバヤシャブシ

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オオバクロモジは、芽吹きと開花がほぼ同時 。

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ヤマツツジの若芽は、細かい毛ががあり、葉の縁が赤みを帯びる。

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奇数羽状複葉のニワトコの芽吹き。3月中旬には新芽が伸び出している。

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ゴワゴワした新芽が伸び出したばかりのカンボク。ガマズミの仲間は芽吹きが早い。

 

仙台市茂ヶ崎

トサミズキ

トサミズキ(土佐水木)は、マンサク科の落葉低木で、3月下旬から4月にかけて花を咲かせます。葉が開く前に咲き、穂状花序に7〜10個の淡黄色の花を垂れ下げます。

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雄しべが5個、雌しべが2個あり、雌しべは雄しべより長く突き出る。紅色の葯が裂けて黄色い花粉が見える(下)。

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短枝に花序をつけ、7〜10個の淡黄色の花を垂れ下げる。

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芽吹きの頃。 5月8日

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若い果実。 7月13日

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果実はさく果で、秋に熟し裂開して種子を飛ばす。 9月11日

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裂開して種子を弾き飛ばした果実。

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種子は長さが約4mmの楕円形で、一つの果実に2個入る。

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冬芽の芽鱗は2個。

 

仙台市水の森公園

早春の野草

春の訪れを告げてくれるフクジュソウは2月中旬頃から咲き始めます。道端や草地などには3月になると、オオイヌノフグリ、コスミレ、ヒメオドリコソウなどが咲き始めます。林縁にはセリバオウレンやアズマイチゲキクザキイチゲなどが見られます。

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フクジュソウキンポウゲ科多年草。雄しべと雌しべが多数つく。葉は羽状複葉で、小葉は切れ込みがあり深く裂ける。

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ミスミソウキンポウゲ科多年草。花色は白やピンク、薄紫色などがあり豊富。

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アズマイチゲキンポウゲ科多年草。葉は先端が3裂して垂れ下がる。

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キクザキイチゲキンポウゲ科多年草アズマイチゲと似るが葉に深い切れ込みがある。

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フキはキク科の多年草 。頭花で多数の小花がつく。

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ネコメノソウはユキノシタ科の多年草 。湿った草地に生える。

 

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セリバオウレンはキンポウゲ科多年草。日陰の林床に生える。雄花(上)、両性花(下)

 

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ヒメオドリコソウはシソ科の多年草。小さな淡紅色の唇形花をつける。

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オオイヌノフグリはオオバコ科の多年草。雄しべが2個、雌しべが1個つき、日当たりの良い草地などに生える。

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ショウジョウバカマはメランチウム科の多年草。やや湿った林床などに生える。咲き始めは葯は閉じたままで、雌しべの柱頭が伸びている。

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コスミレはスミレ科の多年草。スミレの仲間では最も早く咲く。

 

仙台市茂ヶ崎 仙台市青葉山公園

 

キブシ

キブシ(木五倍子)はキブシ科の落葉低木で3〜4月に花を咲かせます。雑木林ではマンサクやハシバミなどと早春に咲く花の代表です。穂状花序に小さな花が下向きにつき可憐です。

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穂状花序が垂れ下がリ、花弁は淡黄緑色で4個、雄しべが8個、雌しべが1個。

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花は葉が開く前に咲く。枝先に赤褐色の葉芽が開き始めている。

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雑木林などの日陰に生え、芽吹き前の林に彩を与えてくれる。

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若い果実。 7月16日

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果実は液果で熟すと黄褐色になる。 9月26日

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冬芽は花序が垂れ下がり、球形についているのが花芽。葉芽は先が尖った芽鱗に包まれる。

 

仙台市茂ヶ崎

ツクバネの果実

早春の雑木林では、ニワトコやモミジイチゴなどの冬芽が膨らみ始めました。林縁では秋につけたツクバネ(衝羽根)の果実が枝先に残り、良く目立ちます。ツクバネはビャクダン科の落葉低木で、初夏に咲く花は目立ちませんが、果実は羽根つきの羽根のような面白い形をしています。

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果実は枝先に1〜2個つき、葉状の苞が4個残る。

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落葉後も果実は、翌年の春頃まで枝先に残る。

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冬芽が伸びて膨らんでいる。

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果実は4個の苞がプロペラのようにクルクル回ってる落下する。羽根つきの羽根に似ているのが名前の由来。

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果実の大きさは約10mmの楕円形、断面に胚乳と胚が見える。

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葉は対生し楕円形で先が尾状に長く尖り、秋に黄葉する。

 

仙台市茂ヶ崎