面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

つる植物の紅葉

晩秋の頃、公園などではイロハモミジやハウチワカエデなどの華やかな紅葉が目立ちますが、つる植物のツタウルシやブドウ科のツタやノブドウなども晩秋にかけて美しく紅葉します。

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ツタウルシはウルシ科のつる性木本。葉は互生し3出複葉で、小葉は卵形。

 

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ツタはブドウ科のつる性木本。葉は掌状に裂け逆光で見ると葉脈がはっきり見える。

 

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ノブドウブドウ科のつる性木本。葉は互生し3〜5裂する。

 

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サンカクヅルはブドウ科のつる性木本。葉は三角状卵形で基部はハート形。

 

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サルトリイバラはつる性半低木。葉は互生し円形で全縁。

 

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アオツヅラフジは落葉つる性木本。葉は互生しハート形で全縁。

 

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ミツバアケビアケビ科のつる性木本。葉は互生し3出複葉で葉柄が長い。

 

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クズはマメ科のつる性多年草。葉は互生し長い葉柄をもつ3出複葉。


 仙台市青葉区

トウカエデとハナノキの紅葉

トウカエデとハナノキはカエデ科の落葉高木で、公園や街路樹によく植えられます。花や果実は小さく目立ちませんが、秋の紅葉はどちらも色合いに変化があり鮮やかです。

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トウカエデ(唐楓)は中国原産の落葉高木。葉は対生し倒卵形で浅く3裂し、黄色から橙色、朱色へと紅葉する。

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トウカエデは葉柄が長く、3個の主脈のみがはっきり見える 。

  

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ハナノキの葉は対生し倒卵形で、浅く3裂する。

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ハナノキの葉はトウカエデとよく似ているが、不揃いのあらい鋸歯があり、主脈と側脈がはっきり見える。
 

仙台市青葉区

ハウチワカエデの紅葉

11月中旬から仙台市内では、カエデやサクラなどの紅葉が見頃になっています。その中でも色鮮やかなのはハウチワカエデ(羽団扇楓) です。

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掌状の大きな葉は、橙色から赤色のグラデーションがあり、逆光で見ると重なりあった葉の影が模様になる。

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あらい鋸歯が特徴。まさに天狗の持つ羽団扇のよう。

 

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高さが5〜10mになる落葉高木。

 

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コハウチワカエデは高さが10〜15mになる落葉高木。ハウチワカエデより葉が小さく鋸歯も細かい。

仙台市青葉区

果実と種子2

果実には大きく分けて、果皮が柔らかい液果と果皮が乾燥した乾果があります。乾果には果皮が裂開するさく果や、裂開しない堅果などがあります。果実の中にある種子には、形や色、模様などが様々なので、露出した時の楽しみがあります。

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スズメウリはウリ科のつる性一年草。球形の果実は液果で、熟すと乳白色になり中に8〜18個の種子がある。黒色の種子は長さが約6mmで、光沢があり周囲が盛り上がっている。

 

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ヤマノイモはつる性多年草。果実はさく果で下向きにつき3個の翼がある。それぞれの翼には2個の種子が入り、種子には広い円形の翼がある。

 

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シラキはトウダイグサ科の落葉小高木。果実はさく果で、熟すと裂開して球形の種子をだす。種子は直径6〜7mmで様々なまだら模様がつく。

 

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タニウツギスイカズラ科の落葉低木。果実はさく果で、熟すと上部が裂開して多数の種子をだす。種子は長さが約2mmで翼がある。

 

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ツリバナはニシキギ科の落葉低木。果実はさく果で下向きにつき、熟すと裂開して朱色の仮種皮に包まれた種子が露出する。仮種皮の長さは6〜7mm。

 

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ヤマハンノキはカバノキ科の落葉高木。果穂は約2cmの楕円形で、果実は大きさが2〜3mmの堅果で周りに翼がある。

 

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マユミはニシキギ科の落葉小高木。果実がさく果で、熟すと裂開し赤色の仮種皮に包まれた種子が露出する。仮種皮が裂けて種子が見える。仮種皮は長さ4〜5mmの楕円形。

 

仙台市青葉区

ネコノチチの黄葉

ネコノチチ(猫の乳)はクロウメモドキ科の落葉小高木です。5〜6月に咲く花は小さくて目立ちませんが、秋の黄葉は細かな葉脈が浮き出てとても美しい。

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葉は互生し長楕円形で先端が尾状にとがる。細かい鋸歯があり、葉脈は網状脈でまるでレースのよう。

 

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果実は核果で秋に黒く熟す。ユニークな名前は、この果実の形が由来のようです。

 

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暖地に生える落葉小高木。

 

仙台市青葉区

シラキの紅葉

シラキはトウダイグサ科の落葉小高木です。花や果実は目立ちませんが、新緑と紅葉が美しく良く目立ちます。平地から山地の日当たりの良い雑木林に生え、ヤマウルシやツタウルシなどと同様にいち早く紅葉します。

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逆光で見ると葉脈がはっきり見え、黄色から橙色、紅色へのグラデーションが美しい。

 

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葉は互生し、卵状楕円形で全縁。順光で見ると色合いが濃くなる。

 

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イロハモミジやハウチワカエデなどの華やかな紅葉と違い、味わいのある色合いを見せてくれる。

 

仙台市青葉区

ヤマウルシ

10月下旬頃から仙台市郊外の雑木林では、ヤマウルシやシラキ、コマユミなどの木々の紅葉が見頃です。特にヤマウルシの紅葉は濃厚な色合いを見せてくれます。果実は淡褐色の小さな卵形で多数つけ、熟すと外果皮が剥がれて白色の果皮が露出します。

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葉は奇数羽状複葉で枝先に集まってつき、小葉は5〜8対ある。紅葉は黄色から橙色、紅色と変化し、濃厚な色合いを見せてくれる。

 

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小葉が落ちると果実と赤い葉軸がよく目立つ。

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果実は核果で秋に淡褐色に熟し、細かいトゲがある外果皮が剥がれるとロウ質の白い果皮が露出する。

 

仙台市青葉区