面白い接写の世界

雑木林や公園、植物園などで、小さな自然の営みをマクロレンズで撮影してます

シラキ

シラキ(白木)はトウダイグサ科の落葉小高木で、初夏の頃、雌花と雄花を咲かせます。雌雄同株で総状花序に多数の雄花をつけ、基部に雌花をつけます。仲間のナンキンハゼと同じような花序をだし花は良く似ています。果実はさく果で、秋に熟すと裂開し扁球形の種子が顔を出します。花は小さく地味で目立ちませんが、紅葉と裂開して顔を出す種子は美しい。

f:id:nontyant:20200613103224j:plain

f:id:nontyant:20200613103306j:plain

花序の基部に雌花をつけ、花柱は3個つき先が丸く下垂する。

 

f:id:nontyant:20200613103606j:plain

f:id:nontyant:20200613103737j:plain

雄花の雄しべは3個で花序の上部まで多数つく。

 

f:id:nontyant:20200613104134j:plain

葉は互生し、卵状楕円形で縁が波を打ち全縁。

 

f:id:nontyant:20200613104341j:plain

若い果実。3個の花柱が見える。 7月22日

 

f:id:nontyant:20200613104526j:plain

裂開した果皮から黒色の斑紋がある種子が顔をだす。

f:id:nontyant:20200613104648j:plain

紅葉の頃、果実が同時につける。 11月5日

 

f:id:nontyant:20200613104754j:plain

冬芽は三角状の芽鱗に包まれ、葉痕は半円形で維管束痕は3個。

f:id:nontyant:20200613104950j:plain

樹皮は灰白色で滑らか。名前のように材は白く、建築材として利用される。

 

仙台市茂ヶ崎

セイヨウタンポポの果実

セイヨウタンポポは5〜6月にフワフワの綿毛をつけ、風が吹くと冠毛をつけた種子が飛ばされます。穏やかに晴れた日には、残った果実が花托から離れて飛ばされていく様子を見るのも面白いです。

f:id:nontyant:20200611084050j:plain

f:id:nontyant:20200611083243j:plain

f:id:nontyant:20200611083311j:plain

冠毛のついた果実は、風が吹くと一気に飛ばされる。飛行はパラシュートのように安定している。

 

f:id:nontyant:20200611083705j:plain

f:id:nontyant:20200611084554j:plain

果実は痩果で長さが約3mm。トウモロコシのような形で多数の小さなトゲがつく。冠毛のついた柄が約8mmと長く、風で遠くまで飛ばされる。

 

仙台市茂ヶ崎

スイカズラ

スイカズラは山野に生える半常緑のつる性木本です。初夏の頃に咲く白い花は、芳香があり清楚で爽やかです。果実は球形の核果で、秋に熟すと黒くなり、2個並んでつける。

f:id:nontyant:20200609164227j:plain

f:id:nontyant:20200609164327j:plain

花冠は筒状で上唇と下唇に分かれ、葉腋に2個の花をつける。雄しべが5個、雌しべが1個つく。

f:id:nontyant:20200609164552j:plain

花色は咲き始めは白色で、のちに黄色に変わる。葉は対生し楕円形で全縁。

 

f:id:nontyant:20200609164906j:plain

f:id:nontyant:20200609164921j:plain

果実は直径5〜6mmの球形で2個並んでつき、熟すと黒くなる。 11月5日

 

仙台市青葉区

キハダ

キハダ(黄膚)はミカン科の落葉高木で、5〜6月に円錐花序をつけ花を咲かせます。雌雄異株で雄花と雌花は小さく目立ちません。果実は核果で、秋に黒く熟しヤマブドウのような実をつけます。

f:id:nontyant:20200602173657j:plain

雌花序。雌花は花弁が5個、淡茶色の柱頭が大きい。

f:id:nontyant:20200602173732j:plain

雄花序。雄花は雄しべが5個つく。花弁は大きく開かず目立たない。 5月23日

f:id:nontyant:20200602173926j:plain

f:id:nontyant:20200602174031j:plain

f:id:nontyant:20200602174121j:plain

花には蜜を求めて多くの昆虫(カメムシ、アリ、ハナバチ)たちが集まる。

f:id:nontyant:20200602174408j:plain

葉は対生し、奇数羽状複葉。

f:id:nontyant:20200602174718j:plain

f:id:nontyant:20200602174747j:plain

黄葉と果実。果実は核果で秋に黒く熟す。

f:id:nontyant:20200602174844j:plain

樹形。高さが20m以上になる落葉高木

f:id:nontyant:20200602210637j:plain
冬芽は茶褐色の毛が密生し、葉痕はU字形。

仙台市茂ヶ崎

 

コマユミ

コマユミ(小真弓)は山野の林縁に生える落葉低木です。ニシキギ科の仲間でニシキギと良く似た花と果実をつけますが、ニシキギと違い枝に翼がありません。紅葉と秋につける紅赤色の仮種子は美しい。

f:id:nontyant:20200526164528j:plain

f:id:nontyant:20200526164542j:plain

集散花序をだし小さな花を数個つける。淡緑色の花弁と雄しべが4個、雌しべが1個つく。

f:id:nontyant:20200529085832j:plain
葉は対生し、倒卵形で鋸歯がある。枝には翼がない。

 

f:id:nontyant:20200526164640j:plain

若い果実。 7月3日

 

f:id:nontyant:20200526164800j:plain

裂開して露出した紅赤色の仮種子。10月10日

f:id:nontyant:20200526164817j:plain

f:id:nontyant:20200526164843j:plain

紅葉と熟した仮種子。ニシキギより果柄が長く垂れ下がる。 11月18日

 

仙台市青葉区

マユミ

マユミは山野に生える落葉小高木です。3月中旬には芽吹き始め、5月頃、葉腋から花序をだし淡緑色の花をつけます。果実はさく果で、秋に熟すと裂開して、紅赤色の仮種子が顔をだします。ニシキギ科の仲間と同じで紅葉と果実が美しい。

f:id:nontyant:20200522094933j:plain

f:id:nontyant:20200522095023j:plain

集散花序をだし、淡緑色の花弁と雄しべは4個、雌しべが1個つく。

f:id:nontyant:20200524121100j:plain

芽吹きの頃。 3月21日

f:id:nontyant:20200526103321j:plain

若枝は緑色で、若葉と花序も緑色で爽やか。葉は対生し、長楕円形で細かい鋸歯がある。 

 

f:id:nontyant:20200524103930j:plain

紅葉と熟した果実。 10月27日

f:id:nontyant:20200522095807j:plain

熟した果実の果皮が裂けて、紅赤色の仮種子が露出する。 11月8日

 

f:id:nontyant:20200524104002j:plain

樹皮は縦に裂け目があり、縞模様を作る。
 

仙台市青葉区

ニシキギ

ニシキギ(錦木)は山野に自生する落葉低木です。花期は5月で淡緑色の花を数個つけます。花は小さく目立ちませんが、紅葉や果実が美しいので庭木や公園などによく植えられます。

f:id:nontyant:20200521155035j:plain

f:id:nontyant:20200521155112j:plain

両性花で花弁と雄しべは4個、雌しべは1個つく。葉は対生し、縁には細かな鋸歯があり、枝には幅の広い翼がある。

 

f:id:nontyant:20200521155303j:plain

頂芽と側芽から葉芽と花芽が一斉に芽吹く。 4月22日

 

f:id:nontyant:20200523103927j:plain

f:id:nontyant:20200523122156j:plain

果実はさく果で、熟すと裂開して紅色の仮種子が露出する。 11月13日

 

f:id:nontyant:20200521155844j:plain

紅色の種衣を取り除いた種子。種子の大きさは3〜4mmの楕円形。

 

f:id:nontyant:20200521155909j:plain

冬芽は芽鱗に包まれ、葉痕は小さな三日月形。

 

仙台市茂ヶ崎