面白い接写の世界

雑木林や公園、植物園などで自然が作る造形をマクロレンズで撮影してます

ウリノキ

ウリノキ(瓜の木)は6月頃、葉腋から集散花序をだし白色の花弁の花を咲かせます。開花前の花弁は細長い筒状ですが、開花すると6〜8個の花弁は外側にクルクルと巻きあがり、雄しべ、雌しべが見えてきます。ウリノキ 科の落葉低木で、葉は瓜の葉に似ていて…

果実の結実

4〜5月頃に花を咲かせた木々の果実が結実してます。生まれたばかりの果実には雌しべの名残がついていたり、枝には枯れた雄しべなどが残っていたりしています。果実は夏から秋の時期に成熟して、様々な色と形に変化します。 オニグルミの生まれたばかりの果…

モミジイチゴ

初夏の雑木林では、モミジイチゴやウグイスカグラなどが果実をつけています。モミジイチゴ(紅葉苺)は小さな果実が多数集まった集合果で、葉に隠れるように黄色の果実をつけます。果実は甘くそのまま食べられます。花期は4月で、白色の5弁の花を下向きに…

カラスノエンドウ

つる植物のカラスノエンドウが5月下旬頃から、果実が黒く熟して種子を弾き飛ばしています。黒く熟した果実を覗き込むと、いろんな方向から小さな種子が飛んできて身体に当たります。花期は4〜5月で紅紫色の小さな蝶形の花を咲かせる。 果実は熟すとサヤが…

ハクウンボク

ハクウンボク(白雲木)は5月〜6月にかけて、総状花序に20〜30個の小さな花を下向きに咲かせます。エゴノキの仲間で花はエゴノキとよく似ています。下から覗くと花冠が透けて見え、大きな若葉の葉脈も透けて見え、花と若葉の両方がさわやかです。 白色…

ホオノキ

ホオノキは5〜6月に白色の大きな花被片が開き、多数の雄しべと雌しべがらせん状についた花を咲かせます。同じ仲間のモクレンやコブシの花とよく似ています。花被片が開いた時には、ほとんどの雄しべは散ってしまいます。花には芳香があり、花被片は2〜3…

セリバオウレンの果実

セリバオウレン(芹葉黄蓮)は3月下旬に花を咲かせ、4月中旬に果実をつけ、5月中旬に熟した果実は種子を散布します。早春に咲く花は小さく地味なので目立ちませんが、5月頃につく果実は輪状に広がり、一見花のようにも見えます。 熟した果実。9〜10個…

ヤブデマリ

5月中旬頃から日当たりの良い林縁では、ヤブデマリ(藪手毬)の白い花が大きく広げた若葉の上に咲き、まるで雪が積もったように見えます。花弁のように見えるのは装飾花で、花序の中心には小さな両性花が多数つきます。ヤブデマリは枝が水平にのび、花序に…

チゴユリ

チゴユリ(稚児百合)は5月頃から雑木林の林床で、小さな白色の花を下向きに咲かせます。名前のとおり小さな可愛い花で、見つけると思わずしゃがみ込んでカメラを向けたくなります。秋には黄葉し、黒色の小さな果実をつけます。 花被片は6個に開き、雄しべ…

マムシグサ

マムシグサ(蝮草)はサトイモ科の多年草です。5月中旬頃、林床にひっそりと咲いています。黄緑色の苞に白色の縦縞があり、逆光で透けて見えて爽やかで、名前のマムシグサのイメージとは違います。茎の模様がマムシに似ていることが名前の由来のようです。…

オトコヨウゾメ

オトコヨウゾメは5月頃から散房花序に小さな花を7〜10個つけます。ガマズミの仲間ですが、ガマズミと違って散房花序は垂れ下がります。白色の花冠と雄しべや雌しべも目立たなく雑木林の中でひっそりと咲いています。花と違って9月頃からつける赤い果実…

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ(上溝桜)は、5月初旬に若葉が開くと同時に開花します。上向きにつけた総状花序に多数の小さい白い花をつけます。ソメイヨシノやヤマザクラと違って、ウワミズザクラの総状花序は、若葉を背景に爽やかさを感じさせてくれます。果実は5〜7m…

木々の芽生え

青葉山公園内のヒマラヤスギの根元では実生が芽生え始めました。近くの地面にはモミやカヤ、コナラ、イタヤカエデなどの実生も芽生えています。木々の芽生えは生命誕生の喜びがあり生き生きしています。 高さが約20mのヒマラヤスギの根元に生えた実生。小…

針葉樹の花

針葉樹のヒノキやサワラ、スギなどは花粉を飛ばすので花粉症の人には厄介です。ヒノキやサワラは3〜4月に、アカマツやクロマツは4〜5月にかけて花を咲かせます。針葉樹の花は、色が地味で目立たないですが、よく見ると花粉を飛ばす雄花の仕組みや受粉す…

スミレの仲間

スミレには多くの種類があり、雑木林などに3月下旬から5月上旬まで咲いています。道端の歩道や土手、石垣の隙間などに生え、小さくて可憐な美しさを見せてくれます。花弁の色や花弁につくスジなどに変化があり、葉の形や生える場所もそれぞれのスミレによ…

ニワトコ

ニワトコ(接骨木)は3月下旬に芽吹き始めましたが、その頃、花芽はまだ固く閉ざしたままで、ようやく4月中旬になり咲き始めました。開花は新芽と同時で総状花序に小さな花を多数つけます。よくみると花弁は反り返り、雌しべと雄しべがよく目立ちます。初…

木々の芽吹き2

3月下旬頃からニワトコが芽吹き始め、4月になると公園や街路樹ではハナノキやユリノキ 、オオデマリなどが、雑木林ではクヌギやイヌシデ、モミジイチゴなどが芽吹き始めました。芽吹きの頃の木々は生き生きして生命力に溢れています。 ニワトコは3月下旬…

スギナとツクシ

4月中旬になり道端ではスギナが一斉に伸びてきました。スギナはトクサ科のシダ植物で胞子で増えます。ツクシはスギナの胞子茎で、ツクシとスギナは地下茎で繋がっています。ツクシは3月中頃から芽を出し、生長したツクシは次々と胞子を放出します。スギナ…

ユキヤナギ

4月上旬頃から仙台市内の公園ではユキヤナギの白い花が満開に咲いています。ユキヤナギは離れて見ても近くから見ても清楚で美しい花です。小さな花ですが接写して見ると、雄しべや雌しべ、蜜腺などのしくみが良くわかります。果実をつけるのも早く、5月頃…

ヒュウガミズキ

3月下旬頃からヒュウガミズキ(日向水木)の花が咲き始めました。トサミズキの花とよく似ていますが、花序につく花の数が2〜3個と少ないのがヒュウガミズキで、7〜9個つくのがトサミズキです。葉が出る前に咲くため満開になると淡黄色の花が良く目立ち…

コスミレ

コスミレ(小菫)は、仙台では3月中旬頃から咲きはじめ、スミレの仲間では一番早く咲きます。日当たりの良い人里の土手などに生え、名前にコとつきますが、花の大きさはタチツボスミレとほぼ同じ大きさです。花弁の色は淡紫色で、花弁には紫色のスジがあり…

サンシュユ

サンシュユ(山茱萸)は中国原産の落葉小高木です。早春の頃、散形花序に多数の黄色い花をつけます。小さな蕾は一斉には開かないため、長い期間花を楽しめます。秋につける赤い果実と紅葉も美しく、公園や庭などに良く植栽されます。 咲きはじめの頃。花芽の…

オオキツネヤナギ

オオキツネヤナギ(大狐柳)はヤナギ科の中で葉が一番大きく別名、オオネコヤナギと呼ばれています。銀白色に輝くネコヤナギの花穂と比べると目立ちませんが、3月中旬頃から咲く黄色の雄花は美しくよく目立ちます。雌雄異株で雌花は雄花より少し遅れて咲き…

アオキ

3月になり青かったアオキ(青木)の果実が赤く熟してきました。アオキはミズキ科の常緑低木で雑木林や公園などで普通に見られる低木です。雌雄異株で花期は4月で雄花も雌花も小さく目立ちませんが、冬でも葉が青々として美しいことから公園などに良く植栽…

種子の造形

果実には様々な形の種子があります。果実と違って種子は外部から見えなく、予想だにしない種子の造形を発見した時は感動します。ムクゲの種子は腎臓形で多数の毛がついていて、アオツヅラフジの種子はアンモナイトのような形をしています。カツラの種子は翼…

種子の旅立ち2

くっつき虫のセンダングサの果実には鋭い逆さトゲがあり、動物などに付着して種子を運びます。ユリノキの果実には翼があり、ノハラアザミの果実には冠毛があり、風散布で種子を散布します。ネコノメソウやヤマネコノメソウは水滴散布、ヒシは水散布、コスミ…

果実の造形

木々の果実には球形や楕円形、翼状、さや状、くちばし状など様々な形があります。カエデ科の翼果は鳥の翼のようであり、ツノハシバミの果実はくちばし状で変わった形をしています。ヒノキやメタセコイアの球果は精巧な木工細工のようであり驚きます。 オオモ…

センダン

センダン(栴檀)の果実が葉を落とした冬の時期でもまだつけています。果実は秋に淡黄色に熟し翌年の春の頃までつけたりします。果実は核果で、核には稜(りょう)があり楕円形の歯車のような面白い形をしています。 果実は秋に熟すと淡黄色になる。果実の大…

冬芽と葉痕2

冬の時期、風が弱く穏やかな日は、近くの公園や雑木林で冬芽と葉痕の観察が楽しみです。冬芽と葉痕は、接写するのに題材として最適で、ルーペを持って観察すると予想だにしない面白い発見があります。小さな世界ですが、植物たちの営みが感じられ心を豊かに…

アカシデ

水の森公園に生えるアカシデ(赤四手)の果穂が、冬の時期でもまだ枝から垂れ下がっています。アカシデはカバノキ科の落葉高木で、山野に自生します。雌雄同株で春に花を咲かせ、秋に果実を熟します。花の開花後も果穂が垂れ下がり、黄葉も美しく、一年中楽…