面白い接写の世界

雑木林や公園、植物園などで自然が作る造形をマクロレンズで撮影してます

ヒマラヤスギの球果

ヒマラヤスギは、ヒマラヤ原産の高さ30メートル以上にもなる常緑高木です。日本各地の公園などに植えられ普通に見ることができます。球果は、秋に熟して松ぼっくりのようにそのまま落下しないで、ウロコ状の種鱗(しゅりん)がバラバラに落下します。その際、種子も種鱗から離れて落ちます。冬の時期でも、まだ落下しないで枝についている球果を見ることができます。

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球果の大きさは、約高さ9.5cm、直径8cm。卵形で枝に直立する。葉は針形で先が尖る。アカマツクロマツの葉に似ている。

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こんなに近くで球果が見られることは幸運でした。高木なので球果は、手の届かない高いところにつきます。緻密な木工細工のようにも見えます。

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らせん状に折り重なった種鱗と種子の翼部分。お菓子のミルフィーユのようです。

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真上から見たところ。まだ先端部分は固く閉ざしている。

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地面に落ちた種鱗と種子、雄花など。先端の種鱗は、バラバラにならないでバラの花のような形で残る。種鱗は熟すと反り返るウロコ状の部分で、この腹側で種子を育てる。

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半透明の翼の下についている三角形のものが種子。一個の種鱗に種子が2個つく。

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種麟から離れる前は、このような状態で種子が付いている。

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地面に落ちた先端部分。バラの花びらのようでリースや飾りなどに使えそうです。

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落下してしまった球果を支えていた軸。下にまだ種鱗が残っている

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地面に落ちた多数の種鱗、種子など。種鱗は、フカヒレの形にも見える。

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枝には、秋に開花した雄花もまだついていた。

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これは、若い球果           7月16日

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ヒマラヤスギの樹形。イルミネーションをつけるとクリスマスツリーになります。仙台市勾当台公園         7月16日

 

ヒマラヤスギと同じマツ科のアカマツクロマツなどの松ぼっくりも冬の時期、枝についていたり、地面に落ちていたりして観察できます。

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クロマツの球果。気温が低いせいか鱗片は閉じている。葉は、針形で先が尖り指を触れると痛い。

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アカマツの球果。クロマツの球果より小さい。葉は針形でクロマツより柔らかく短い。

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タギョウショウ(多行松)の球果。タギョウショウはアカマツの品種で根元から多くの幹が分かれて立ち上がる。球果はアカマツより小さい。

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カラマツの球果。カラマツは、落葉針葉樹で初夏に球果がつき、秋に黄葉します。