面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

エンレイソウ

エンレイソウ(延齢草)は山野のやや湿った林床に生える多年草です。ひし形の大きな3枚の葉の中心から花柄を出し横向きに小さな花をつけます。落ち葉でうもれた林床に、いち早く葉を広げる野草です。

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花弁のように見える萼片は濃紫色で、雄しべが6個あり、紫色の柱頭は3裂する。

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草丈は30〜40cmで、ミツバに似た3枚の葉は輪生する。

 

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日陰の湿った林床に群生する。萼片は逆光で見ると透けて見える。

 

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いびつな球形の果実は萼片がついたままで、夏に黒く熟す。 5月29日

 

仙台市青葉山公園

ダンコウバイ

ダンコウバイは、マンサクやキブシと同じように早春に花を咲かせます。クスノキ科の落陽低木で散形花序につける黄色い花は小さく目立ちませんが、浅く3裂する葉は横に広がり特徴的な形で、秋にはあざやかに黄葉します。

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雌雄異株で、雌花は柱頭が突き出る。

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球形の花芽が開き始めたところ。楕円形の葉芽はまだ芽鱗に包まれている。

 

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葉の展開前に花を咲かせる。

 

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芽吹きの頃。新芽は赤みを帯び、葉脈がはっきり見える。 6月2日

 

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梅雨の頃、大きく広げた葉には多数の水滴がつく。 6月24日

 

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あざやかな黄葉。 10月30日

 

仙台市野草園

シデコブシの花

3月下旬になりシデコブシの花が咲き始めました。まだ咲きはじめで、花芽のままや芽鱗が裂けてつぼみがのぞき始めたものや、淡いピンク色の花弁がひろげたものなど様々です。

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広げたばかりの花弁には動きがあり、まだ冬芽のままの花芽も見える。

 

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かたい芽鱗が裂けはじめたばかりで、ピンク色のつぼみが見える。

 

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花弁の外側は、中心に紅色のスジがあり、全体に淡いピンク色に見える。

 

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柱状に集まった雌しべをヘラ形の雄しべが取り囲む。雌しべには花粉がついている。

 

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青空にピンク色の花弁がやわらかいコントラストをつくる。

 

青葉山公園

ユキワリソウ

ユキワリソウ(雪割草)はキンポウゲ科多年草で、ミスミソウを交配させてできた園芸品種です。赤やピンク、紫色など花色が豊富で、いち早く春の訪れを告げる可憐な野草です。

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花弁のように見えるのは萼片で6〜9個つく。

 

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葉はハート形。

 

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落ち葉の間から可憐な顔をのぞかせる。

 

仙台市野草園

コノテガシワ

コノテガシワはヒノキ科の常緑針葉樹で、園芸品種は庭木や生垣などによく植えられます。雌雄同株で、3〜4月に咲く花は小さく目立ちませんが、雌花と果実は面白い形をしています。

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雌花から水滴のような受粉滴が出ている。

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鱗片状の葉はヒノキに似ている。

 

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若い果実は淡黄緑色。 5月30日

 

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下部が膨らんできた果実。 7月12日

 

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木質化した果実。

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木質化した果鱗が裂けて、楕円形の種子が2個見える。 1月19日

 

仙台市青葉区

ハシバミの花

ハシバミはカバノキ科の落葉低木で早春に花を咲かせます。雌雄同株で雄花序は尾状に垂れ下がり、雌花序は雄花序の付け根につきます。雄花が3月頃から花粉を出し始めると、雌花序も咲き始めます。ツノハシバミもハシバミと同様に早春に雄花序、雌花序をつけます。

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雄花序は尾状に垂れ下がる。

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雌花序は雄花序の付け根につき小さい。赤色の柱頭が見える。

 

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多数の雄花序がよく目立つ。

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風が吹くと雄花序が揺れて花粉を飛ばす。

 

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ツノハシバミは枝先に雌花序がつき、赤色の花柱が見える。雄花序は尾状に垂れ下がり、ハシバミの雄花序より長い。

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ツノハシバミの雄花序は、ハシバミよりまばら。

 

仙台市水の森公園 仙台市茂ヶ崎

 

サルココッカ

サルココッカはツゲ科の常緑低木で、2月下旬から3月にかけて芳香のある花を咲かせます。雌雄同株で枝先の葉腋に雄花、雌花ともに下向きにつきます。

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葉腋に数個の雌花と雄花がつく。

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雄しべは4個で、葯から花粉がでてる。

 

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 受粉後の雄しべと雌しべ。花柱の先が2本の角のようで面白い。

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葉は細長く先が尖る。 

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高さは約1〜2mで日陰でもよく育ち公園などに植えられる。東アジア、中国原産の園芸種。

 

仙台市青葉区